2023年09月08日
令和5年 第35週 (8月28日~9月3日)
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が3例ありました。
4類感染症
・レジオネラ症の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・患者発生の報告はありませんでした。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・新型コロナウイルス感染症は増加し、定点あたり患者数は35.24人となりました。
特に奥州地区では62.00人と高い数値でした。
県内のクラスターの発生は34件で、その内訳は高齢者施設14件、教育保育施設9件、学校7件、福祉事業所3件、医療施設1件でした。
患者数の増加が続いていることから注意が必要です。
引き続き、手洗い・咳エチケット等基本的な感染予防対策の確認を行いましょう。
県は有症者の相談や受診先を紹介する「いわて健康フォローアップセンター」や高齢者等宿泊療養施設の運用を継続して行っています。
・感染性胃腸炎は増加し、定点あたり患者数は4.08人となりました。
胃腸炎ウイルスは消毒用アルコールが効きにくいため、石けんと流水による手洗いが重要です。
調理や食事の前、用便後は手を洗いましょう。
患者の便や吐物は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系消毒剤で処理しましょう。
・ヘルパンギーナはやや増加しました。
県内の多くの地区で発生報告があるため引き続き注意してください。
本症は発熱とのどの痛み、口内に現れる水疱性発疹を主症状とし、乳幼児を中心に夏季に流行するウイルス性の疾患です。
まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎などを合併することがあるので注意が必要です。
予防には患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいを励行することが重要です。
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和5年9月8日更新)