2023年09月01日
令和5年 第34週 (8月21日~8月27日)
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が3例ありました。
そのうち2例は潜在性結核感染症でした。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が2例ありました。
4類感染症
・E型肝炎の報告が1例ありました。
・レジオネラ症の報告が3例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・梅毒の報告が1例ありました。
・百日咳の報告が2例ありました。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・新型コロナウイルス感染症は増加し、定点あたり患者数は31.71人となりました。
特に奥州地区では58.43人と高い数値でした。
大船渡及び釜石地区を除く8地区でクラスターの発生が計19件あり、その内訳は高齢者施設13件、医療施設4件、福祉事業所1件、教育保育施設1件でした。
昨年同時期にも患者数の増加が見られ、その影響は9月末頃まで続いたことから注意が必要です。
引き続き、手洗い・咳エチケット等基本的な感染予防対策の確認を行いましょう。
県は有症者の相談や受診先を紹介する「いわて健康フォローアップセンター」や高齢者等宿泊療養施設の運用を継続して行っています。
・インフルエンザは例年に比較して多く発生しています。
県環境保健研究センターの検査では、AH1pdmが検出されています。
咳エチケットや手洗いを徹底し、症状があれば医療機関に相談のうえ、受診してください。
・ヘルパンギーナは二戸地区で警報値(6人)を超えました。
県内の多くの地区で発生報告があるため引き続き注意してください。
本症は発熱とのどの痛み、口内に現れる水疱性発疹を主症状とし、乳幼児を中心に夏季に流行するウイルス性の疾患です。
まれに無菌性髄膜炎や急性心筋炎などを合併することがあるので注意が必要です。
予防には患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいを励行することが重要です。
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和5年9月1日更新)