2023年05月05日
令和5年 第17週 (4月24日~4月30日)
【概要】
1類感染症
・患者発生の報告はありませんでした。
2類感染症
・結核の報告が1例ありました。
3類感染症
・腸管出血性大腸菌感染症の報告が1例ありました。
4類感染症
・つつが虫病の報告が1例ありました。
5類感染症(全数把握対象疾患)
・ウイルス性肝炎の報告が1例ありました。
5類感染症(定点把握対象疾患)
・インフルエンザはやや増加し、釜石地区で定点当たり患者数が30人を超えました。
二戸地区で学校等の休業措置が1件ありました。
咳エチケットや外出後の石けんと流水による手洗いを徹底し十分な栄養と睡眠をとる等体調管理が大切です。
症状がある場合には自宅等で休養しましょう。
・感染性胃腸炎はやや増加し、アストロウイルスによる集団感染事例が一関地区の教育保育施設で計1例報告されました。
アストロウイルスはアストロウイルス科のRNAウイルスで、感染経路には糞便汚染に関連する経口感染があり、潜伏期間1~4日後に小児に軽度の胃腸炎を引き起こします。
発生率は低いですが集団発生の原因となることがあり、県内では過去10年間で6例発生しています。
患者からのウイルスの排泄は2週間程度継続すると言われています。
本ウイルスはノロウイルス等と同様に消毒用アルコールが効きにくいため、石けんと流水による手洗いが重要です。
タオルの共用は避けましょう。
患者の吐物や便は、使い捨て手袋とマスクを着用して塩素系消毒剤で処理しましょう。
その際は換気も忘れずに行いましょう。
〇新型インフルエンザ等感染症
・新型コロナウイルス感染症の新規患者報告数は、前週比40人増の672人でした。
下げ止まりから増加に転じており、手洗い・咳エチケット等基本的な感染予防対策の継続を推奨します。
「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」
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【岩手県感染症情報センター より参照】
(令和5年5月10日更新)